トップ
>
緩
>
ぬる
ふりがな文庫
“
緩
(
ぬる
)” の例文
一刻を争ひ寸陰を
惜
(
をし
)
む現代人に
其
(
その
)
様な手
緩
(
ぬる
)
い形式を
把
(
と
)
つて居る事は作者も読者も堪へ得ない事だ、
今日
(
こんにち
)
猶
(
なほ
)
従来の文法を守つて居るのは馬鹿の
骨頂
(
こつちあう
)
だと云ふ主張から
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
「はア」と自分は
緩
(
ぬる
)
い茶を一杯
啜
(
すゝ
)
つてから、「それでですナア、今
喞筒
(
ポンプ
)
を稽古して居るのは?」
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
「耶蘇教の婚礼なんてナンチいう、フウタラ、ヌルイ(
風多羅
(
ふうたら
)
緩
(
ぬる
)
い?
自烈度
(
じれった
)
いの意)モンや」
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「そればっかりじゃない。
事件
(
こと
)
の起りが三月の十一日じゃろう。それから十二、十三と三日も
経
(
な
)
っとるのに下手人がわからんとは余りにも手
緩
(
ぬる
)
いちゅうて、大目付から矢の催促じゃ」
狂歌師赤猪口兵衛:博多名物非人探偵
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
緩
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
“緩”を含む語句
緩々
御緩
緩慢
弛緩
緩漫
遅緩
緩急
手緩
緩和
間緩
緩怠
緩徐調
緩頬
緩然
緩舒
怠緩
緩下剤
緩傾斜
遲緩
緩流
...