“手緩”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てぬる92.9%
てぬ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「何が乱暴。両親の顔に泥を塗って、それでも飽き足らずに、父親の首へ縄を掛けようとする不孝者には、これ位の事ではまだ手緩てぬるい」
女記者の役割 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
アドルフ・マイとマンハイムにたいするまだかなり手緩てぬるい攻撃が始められただけで、はちの巣をつついたような騒ぎになった。マンハイムは面白がった。
母親は見ぬふりをして見落しなく見ておくから、歯癢はがゆくてたまらん。老功の者の眼から観れば、年若の者のする事は、総てしだらなく、手緩てぬるくて更にらちが明かん。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)