“てぬ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手温25.0%
手濡25.0%
手緩25.0%
手縫25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手温てぬるい事だ。おれなら即席そくせきに寄宿生をことごとく退校してしまう。こんな悠長ゆうちょうな事をするから生徒が宿直員を馬鹿にするんだ。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
手濡てぬらさずに、取った鳥越城の空巣には、部将の久世但馬をとどめ、倶利伽羅のとりでには、佐々平左衛門さっさへいざえもんを守りにおいて帰ったのだ。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
母親は見ぬふりをして見落しなく見ておくから、歯癢はがゆくてたまらん。老功の者の眼から観れば、年若の者のする事は、総てしだらなく、手緩てぬるくて更にらちが明かん。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
「うへへ。これかね。実はおれが二週間かかって手縫てぬいで作上げたのさ」
諜報中継局 (新字新仮名) / 海野十三(著)