“手温”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てぬる75.0%
てぬ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我国の参戦程度を手温てぬるしとする英仏は、種々の註文を出して日本を戦争の災禍の中心に引入れたいために、独逸勢力の東漸を法外に誇大するでしょうが
何故の出兵か (新字新仮名) / 与謝野晶子(著)
自分は仏蘭西フランスに於ける婦人運動が過去三十年前に比して甚だ手温てぬるいのを不思議に感じます。と申して英国の婦人の様な過激な運動を望まないのは勿論です。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
手温てぬるい事だ。おれなら即席そくせきに寄宿生をことごとく退校してしまう。こんな悠長ゆうちょうな事をするから生徒が宿直員を馬鹿にするんだ。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)