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唯有
ふりがな文庫
“唯有”の読み方と例文
読み方
割合
とあ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とあ
(逆引き)
お隅の
父親
(
おやじ
)
がこの男と同じ書記仲間で大屋の登記役場に勤めている時分——お隅も大屋へ来て、
唯有
(
とあ
)
る家に奉公していました。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
青山高樹町の
家
(
うち
)
をぶらりと出た彼等夫婦は、まだ工事中の玉川電鉄の線路を三軒茶屋まで歩いた。
唯有
(
とあ
)
る
饂飩屋
(
うどんや
)
に腰かけて、昼飯がわりに饂飩を食った。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
それでも、學生の漕いで行く小さなボートの影や、若い夫婦の遊山舟も一つ二つ見えた。舟を
唯有
(
とあ
)
る岸に寄せて、殊に美しい山葡萄の紅葉を摘むで宿に歸つた。
熊の足跡
(旧字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
唯有(とあ)の例文をもっと
(4作品)
見る
唯
常用漢字
中学
部首:⼝
11画
有
常用漢字
小3
部首:⽉
6画
“唯”で始まる語句
唯
唯今
唯一
唯々
唯々諾々
唯事
唯一人
唯者
唯我独尊
唯物
“唯有”のふりがなが多い著者
徳冨健次郎
尾崎紅葉
徳冨蘆花
島崎藤村