“唯事”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ただごと68.0%
たゞごと32.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
明日は五旬節だ、だのになぜ彼らの家では、門や垣根を緑葉で飾らないのだろう? こりゃ唯事ただごとではないぞ。……そこで行って見ました。
女房ども (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
毎日うろうろしていることや、京屋の主人が年甲斐としがいもなくお鈴を付け廻していた話。それからお鈴の死んだのは唯事ただごとじゃあるまいと言った世間の噂を
「あの眼は唯事たゞごとぢやない、——寅藏の眼はお糸の姿ばかり追つかけて居るのに氣が付かないのかえ、——一國者の寅藏が生命いのちまでもと打込んだ眼だ」
他家よその子には唯事たゞごとのやうなそんなことも、遊山ゆさんなどの経験の乏しい私には、珍しくて嬉しくてならなかつたのです。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)