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垢臭
ふりがな文庫
“垢臭”の読み方と例文
読み方
割合
あかくさ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あかくさ
(逆引き)
どうぞお取次ぎ下されまし、と
首
(
こうべ
)
を低くして頼み入るに、為右衛門じろりと十兵衛が
垢臭
(
あかくさ
)
き
頭上
(
あたま
)
より白の鼻緒の鼠色になった草履はき居る足先まで
睨
(
ね
)
め下し、ならぬ、ならぬ
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
唯有
(
とあ
)
る小路の湯屋は仕舞を急ぎて、
廂間
(
ひあはひ
)
の下水口より
噴出
(
ふきい
)
づる湯気は一団の白き雲を舞立てて、心地悪き
微温
(
ぬくもり
)
の四方に
溢
(
あふ
)
るるとともに、
垢臭
(
あかくさ
)
き悪気の
盛
(
さかん
)
に
迸
(
ほとばし
)
るに
遭
(
あ
)
へる綱引の車あり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
垢臭(あかくさ)の例文をもっと
(2作品)
見る
垢
漢検準1級
部首:⼟
9画
臭
常用漢字
中学
部首:⾃
9画
“垢”で始まる語句
垢
垢抜
垢染
垢離
垢離場
垢拔
垢脱
垢光
垢穢
垢膩
“垢臭”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
幸田露伴