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垢膩
ふりがな文庫
“垢膩”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
くに
60.0%
こうじ
40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くに
(逆引き)
若き世の歌はここに始めて
蘭湯
(
らんたう
)
の浴より出でゝ舊き
垢膩
(
くに
)
の
汚
(
けがれ
)
を洗ひ棄てたのである。
新しき声
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
土ぼこり、
垢膩
(
くに
)
はそそけて
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
垢膩(くに)の例文をもっと
(3作品)
見る
こうじ
(逆引き)
緑翹は額の低い、
頤
(
おとがい
)
の短い
猧子
(
かし
)
に似た顔で、手足は粗大である。
領
(
えり
)
や肘はいつも
垢膩
(
こうじ
)
に
汚
(
けが
)
れている。玄機に緑翹を忌む心のなかったのは無理もない。
魚玄機
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
或は刀鑱し錐穿して之を傷つけて顧みず、碗には
垢膩
(
こうじ
)
滓渣
(
さいさ
)
を附して洗はず、或は之を衝撃して、玉瑕氷裂の醜を與へ、匣をば毀損し、劔をば銹花滿面ならしむるが如きは、剋殺の作用である。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
垢膩(こうじ)の例文をもっと
(2作品)
見る
“垢膩”の意味
《名詞》
垢が付き、膩っぽいこと。
(出典:Wiktionary)
垢
漢検準1級
部首:⼟
9画
膩
漢検1級
部首:⾁
16画
“垢膩”で始まる語句
垢膩染
検索の候補
膩垢
垢膩染
“垢膩”のふりがなが多い著者
蒲原有明
幸田露伴
薄田泣菫
森鴎外