垢膩くに)” の例文
若き世の歌はここに始めて蘭湯らんたうの浴より出でゝ舊き垢膩くにけがれを洗ひ棄てたのである。
新しき声 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
土ぼこり、垢膩くにはそそけて
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
わがおもひ——垢膩くにか、かたゐか
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)