“温(ぬくもり)” の例文
いつもより光沢(つや)の好い頬を灯(ひ)に照らして、湯の温(ぬくもり)のまだ抜けない襟(えり)を少し開けるように襦袢(じゅばん)を重ねていた。長い襟首がよく見えた。
門 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
御米(およね)は十時過(じすぎ)に歸(かへ)つて來(き)た。何時(いつ)もより光澤(つや)の好(い)い頬(ほゝ)を灯(ひ)に照(て)らして、湯(ゆ)の温(ぬくもり)のまだ拔(ぬ)けない襟(えり)を少(すこ)し開(あ)ける樣(やう)に襦袢(じゆばん)を重(かさ)ねてゐた。長(なが)い襟首(えりくび)が能(よ)く見(み)えた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)