“温気(ぬくみ)” の例文
暑(あつ)い時分(じぶん)ぢやが、理屈(りくつ)をいふと恁(か)うではあるまい、私(わし)の血(ち)が湧(わ)いたせいか、婦人(をんな)の温気(ぬくみ)か、手(て)で洗(あら)つてくれる水(みづ)が可(いゝ)工合(ぐあひ)に身(み)に染(し)みる、尤(もツと)も質(たち)の佳(い)い水(みづ)は柔(やはらか)ぢやさうな。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
暑い時分じゃが、理窟(りくつ)をいうとこうではあるまい、私(わし)の血が沸(わ)いたせいか、婦人(おんな)の温気(ぬくみ)か、手で洗ってくれる水がいい工合(ぐあい)に身に染みる、もっとも質(たち)の佳(い)い水は柔かじゃそうな。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)