洗面所せんめんじょ)” の例文
ただ部屋へやをよこぎって歩く足音がして、洗面所せんめんじょのカーテンが、生き物のように動き、するするとひらいたと思うと、すぐにもとのようにしまった。
すみの洗面所せんめんじょで頭をあらい、もう一ぺんこしかけにもどり、顔に、ぬるぬるしたものをぬってもらうと、松吉の番はすみました。こんどは、弟の杉作がかわって、腰かけにのぼりました。
いぼ (新字新仮名) / 新美南吉(著)
いすをなげとばし、洗面所せんめんじょのコップをたたきわった。