“せつちん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雪隱91.7%
雪隠8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「この通り、たつた二た間の家だ。あとは臺所に、押入に、雪隱せつちん、匿す場所も、隱れる場所もある筈は無い。踏込んで、床下なり天井裏なり、勝手に搜せ」
覗いたつて、小判がかえるに化けるわけぢやあるめえ。人間氣の持ちやうぢや、錢箱も雪隱せつちんも覗くだらうぢやないか。それだけの事で人一人縛るわけには行かねえよ
其次に植木屋の来た時に、愈々いよいよその松には望を絶つてそれを掘り起して、雪隠せつちんの蔭になつてゐた一本の槙をそこに移し植ゑた。
発行所の庭木 (新字旧仮名) / 高浜虚子(著)