“薪割”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まきわり64.3%
まきわ35.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ食物ばかりを西洋流に真似て好き品を用い、その他は一切いっさいむかしの田舎士族に復古して、ソレから運動には例の米搗こめつき薪割まきわりに身を入れて
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
薪割まきわりが姉さんの肩をかすつて水へ落ちたので、總立ちになつて大騷ぎをしたのと、喜三郎どんが重箱を背負しよつて船へ飛込んだのと一緒でした。
そして足許あしもとには薪割まきわり用の台があって、その上に欠け皿がひとつおいてある、——どうするかと、ひとみをこらして見まもる刹那せつな
半化け又平 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
「ほ、ほ、ほ、まだお気づきになりませぬか、あれ、あの裏庭の方から聞える斧の音………あれは夫が薪割まきわりをいたして居る音で御座います」
荘子 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)