“薪架”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まきだい66.7%
まきうま33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
アルトヴェル氏は、暖炉の薪架まきだいに片足をかけて、もじもじしながらわきをむいて低声こごえでいった。
犬舎 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
女房は炉のそばに突立って、薪架まきだいの上にあかく燃えてパチパチねる細薪ほそまきをば、木履サボのつまさきで蹴かえしながらしきりに何か話しかけたが、男はむっつり黙りこんでいて滅多に返事もしない。
生さぬ児 (新字新仮名) / モーリス・ルヴェル(著)
火箸と炉の薪架まきうま、湯わかし、鍋、フライパン、柄杓ひしゃく、洗い鉢、ふた組のナイフとフォーク、三枚の皿、コップ、スプーン、油瓶、糖蜜瓶、漆ぬりのランプ、から成っていた。
雨露をしのぐだけでなく煖を取るようになって、わたしは今こそはじめて自分の家に住むようになったのだともいいうる。わたしは薪を焚き口からへだてる古い一対の薪架まきうまを手に入れた。