“薪束”の読み方と例文
読み方割合
まきたば100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
荷駄の背には荒菰あらごもおおいかけてある。そしてがんじがらみにした男の体を鞍の上にくくしつけ、両側から柴の薪束まきたばを抱き合せてある。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
薄暮に先立つ夢想にはいかにうれわしい甘さがあろうとも、僕は死の先駆者たるその平穏を望まない。無窮な空間の静けさを僕は恐れる。火の上に新たな薪束まきたばを投じたまえ。
彼らはまずわら薪束まきたばを積み上げて雄鶏の巣を作ってやり、それから、火をつける。
博物誌 (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)