“左右良”の読み方と例文
読み方割合
まてら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鉄砲頭が鉄砲のかみになつたり、左右良まてらの城がさうらの城になつたりした処のあるのも、是非がない。
歴史其儘と歴史離れ (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
此時一しよに築かれた端城はじろ六箇所の内で、上座郡左右良まてらの城は利安、鞍手くらて郡高取の城は友信、遠賀をんが郡黒崎の城は之房が預つた。七年十一月に福岡城の東の丸で、長政の嫡男忠之が生れた。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
利章は此最後の手段を取る前に、手分をして城下の邸をも左右良まてらの別邸をも取り片附け、大切な品はそれ/″\處分した。中には徳川家康が長政に與へた、慶長五年九月十九日附の書附がある。
栗山大膳 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)