“みぎひだり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
右左94.4%
左右5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
程なく多くの足音聞ゆる中に、沓音くつおと高くひびきて、烏帽子ゑぼし七七直衣なほしめしたる貴人、堂に上り給へば、従者みとも武士もののべ四五人ばかり右左みぎひだりに座をまうく。
鼻緒の二本が右左みぎひだりで色が違ふ。それで能く覚えてゐる。いま仕事中しごとちうだが、ければあがれと云ふ小女こをんな取次とりつぎいて、画室へ這入はいつた。ひろい部屋である。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
丑松もまた高等四年の一組を済まして、左右みぎひだりに馳せちがふ生徒の中を職員室へと急いだのである。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)