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みぎひだり
程なく多くの足音聞ゆる中に、
沓音高く
響きて、
烏帽子七七直衣めしたる貴人、堂に上り給へば、
従者の
武士四五人ばかり
右左に座をまうく。
鼻緒の二本が
右左で色が違ふ。それで能く覚えてゐる。
今仕事中だが、
可ければ
上れと云ふ
小女の
取次に
尾いて、画室へ
這入つた。
広い部屋である。
丑松もまた高等四年の一組を済まして、
左右に馳せちがふ生徒の中を職員室へと急いだのである。
“みぎひだり”の意味
《名詞》
みぎひだり【右左】
右と左。「みぎひだりを見て横断する」
右と左とを取り違えること。「サンダルがみぎひだりだ」
(出典:Wiktionary)