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搖
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うご
ふりがな文庫
“
搖
(
うご
)” の例文
新字:
揺
短い
太皷型
(
たいこがた
)
の石橋を渡ると、
水屋
(
みづや
)
があつて、新らしい手拭に『
奉納
(
ほうなふ
)
』の二字を黒々と
染
(
にじ
)
ませて書いたのが、
微風
(
びふう
)
に
搖
(
うご
)
いてゐた。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
理も枉ぐべからず、智も
搖
(
うご
)
かすべからず、天下の威武を擧げて是れに臨むも如何ともすべからざる也。
美的生活を論ず
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
たゞ
世
(
よ
)
の
中
(
なか
)
が
膨
(
ふく
)
れた。
天
(
てん
)
が
波
(
なみ
)
を
打
(
う
)
つて
伸
(
の
)
び
且
(
か
)
つ
縮
(
ちゞ
)
んだ。
地球
(
ちきう
)
が
糸
(
いと
)
で
釣
(
つ
)
るした
毬
(
まり
)
の
如
(
ごと
)
くに
大
(
おほ
)
きな
弧線
(
こせん
)
を
描
(
ゑが
)
いて
空間
(
くうかん
)
に
搖
(
うご
)
いた。
凡
(
すべ
)
てが
恐
(
おそ
)
ろしい
魔
(
ま
)
の
支配
(
しはい
)
する
夢
(
ゆめ
)
であつた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
舟人は俄に潮滿ち
來
(
く
)
と叫びて、忙はしく
艪
(
ろ
)
を
搖
(
うご
)
かし始めつ。そは滿潮の巖穴を塞ぐを恐れてなりき。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
丘の上には余等の外に人影も無く、秋風がばさり/\
檞
(
かしは
)
の葉を
搖
(
うご
)
かして居る。
熊の足跡
(旧字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
▼ もっと見る
ま白き
翼
(
はね
)
は
搖
(
うご
)
かさで
花守
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
劇
(
はげ
)
しくゆすり
搖
(
うご
)
かし、靜にせずば
打擲
(
ちやうちやく
)
せむ、といひしが、急に
手巾
(
ハンケチ
)
を引き出して、我腕を縛りて、しかと其端を取り、さて俯してあまたゝび我に接吻し、かはゆき子なり、そちも聖母に願へ
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
三四日前
(
さんよつかぜん
)
彼
(
かれ
)
は
御米
(
およね
)
と
差向
(
さしむか
)
ひで、
夕飯
(
ゆふはん
)
の
膳
(
ぜん
)
に
着
(
つ
)
いて、
話
(
はな
)
しながら
箸
(
はし
)
を
取
(
と
)
つてゐる
際
(
さい
)
に、
何
(
ど
)
うした
拍子
(
ひやうし
)
か、
前齒
(
まへば
)
を
逆
(
ぎやく
)
にぎりゝと
噛
(
か
)
んでから、それが
急
(
きふ
)
に
痛
(
いた
)
み
出
(
だ
)
した。
指
(
ゆび
)
で
搖
(
うご
)
かすと、
根
(
ね
)
がぐら/\する。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
搖
部首:⼿
13画
“搖”を含む語句
動搖
搖曳
搖動
搖籃
搖上
一搖
小搖
貧乏搖
搖起
搖落
搖蕩
大搖
胴搖
羽搖
盪搖
横搖
搖醒
搖返
大搖籃
搖藍
...