“牛蒡種”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごんぼだね50.0%
ごぼうだね50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
国そのものが山間にあるところの飛騨において、しかもさらにその山間の或る一地方には、牛蒡種ごんぼだねと呼ばるる一種の系統が今も認められているという。
その最も適切なる一例として、同じ憑き物系統と言われる中にも、多少他とは様子の違ったところのある飛騨の牛蒡種ごんぼだねを捉え来って、これが民族的研究を施してみたいと思う。
飛騨ひだの国にもこの取りつき筋があるが、飛騨では牛蒡種ごぼうだねとの異名をつけておくのはおもしろい。かの家は牛蒡種だといえば、狐つきの家柄ということになる。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)