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人参
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にんじん
ふりがな文庫
“
人参
(
にんじん
)” の例文
旧字:
人參
人参
(
にんじん
)
や大根を刻むことが道楽だといって片づけられているが、こんな荒っぽい女性に私たちはどんなキタイをかけたらいいのだろう。
平凡な女
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
下等の西洋料理屋ではその玉子へ水を割って玉子一つを十五人前位のカツレツに使うそうです。附合せが
先
(
ま
)
ず
人参
(
にんじん
)
とジャガ芋位ですな。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
「そいつは聴かない方がいい、——なア八、憎いのは町内の衆じゃなくて、人間を
牛蒡
(
ごぼう
)
や
人参
(
にんじん
)
のように斬って歩く、辻斬野郎じゃないか」
銭形平次捕物控:068 辻斬綺談
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
沈香
(
じんこう
)
、
麝香
(
じゃこう
)
、
人参
(
にんじん
)
、
熊
(
くま
)
の
胆
(
い
)
、
金箔
(
きんぱく
)
などの仕入、遠国から来る薬の注文、小包の発送、その他達雄が監督すべきことは数々あった。
家:01 (上)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
此近在の
農人
(
のうにん
)
おのれが田地のうちに
病鶴
(
やめるつる
)
ありて
死
(
し
)
にいたらんとするを見つけ、
貯
(
たくはへ
)
たる
人参
(
にんじん
)
にて鶴の病を
養
(
やしなひ
)
しに、日あらず
病
(
やまひ
)
癒
(
いえ
)
て飛去りけり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
そのシナの茶とアメリカ
人参
(
にんじん
)
の往返が太平洋を忌避し、太平洋が帆船にとっても超ゆべからざる地表の大クレヴァスだったわけというのは——
汽船が太平洋を横断するまで
(新字新仮名)
/
服部之総
(著)
猪や兎の肉でも悪くはないが、
韮
(
にら
)
と
葱
(
ねぎ
)
と
人参
(
にんじん
)
を刻みこんだたれで、味付けしながら気ながに焙った鹿の肉ほど、甲斐にとってうまい物はない。
樅ノ木は残った:02 第二部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
『呂氏春秋』には不老長生の術を学び成した者が、虎に食われぬ法を心得おらなくて虎に丸呑みにされたとある、いわゆる
人参
(
にんじん
)
呑んで縊死だ。
十二支考:01 虎に関する史話と伝説民俗
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
たゞこの植物の形が丁度支那の
人参
(
にんじん
)
と等しく人間の形をして居るために(即ち根が又をなして人の脚の形をして居る
故
(
ゆゑ
)
)
毒と迷信
(新字旧仮名)
/
小酒井不木
(著)
うち、比島へ行ったから知っとるが、ちっちゃな尻尾を巻いて、三寸
人参
(
にんじん
)
を
銜
(
くわ
)
えたやつが、コンガリと焼けあがって、バナナの葉に載って出てくるよ
我が家の楽園
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
十二、三ばかりの、女の子が前かがみに何か線の細かな
菜
(
な
)
の
葉
(
は
)
をすすいでいる、
芹
(
せり
)
かときいてみるとかすかに顔を赤らめながら、
人参
(
にんじん
)
の葉だという。
木曾川
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
馬鈴薯のみならず
蕪
(
かぶ
)
や
人参
(
にんじん
)
にも応用が出来るそうだから、我邦でも軍隊の炊事などに使えば便利かと思われる。如何にも米国人の
拵
(
こしら
)
えそうな器械である。
話の種
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
私はオデッサの大学を出ると直ぐ第三国際の宣伝員として黒海に沿うすべての都会の裏街で売春婦たちと一しょに
人参
(
にんじん
)
と洗濯
石鹸
(
しゃぼん
)
を食べて生活しました。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
軽く手を
拍
(
う
)
つや、その
鞍
(
くら
)
に積めるままなる
蕪
(
かぶ
)
、
太根
(
だいこ
)
、
人参
(
にんじん
)
の
類
(
るい
)
、おのずから解けてばらばらと左右に落つ。駒また高らかに鳴く。のりつけほうほう。——
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
村民は、清水を汲んで、陣地へ
担
(
にな
)
いこんでいた。
芋
(
いも
)
を煮ていた。餅をついていた。馬も、草や
人参
(
にんじん
)
を
咥
(
くわ
)
えていた。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と頼りない日本語を言って、朝鮮
人参
(
にんじん
)
を入れたアメで、子供相手の大道商売をやっている朝鮮人が眼に浮ぶ。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
麦は
畝
(
うね
)
なしのばら蒔き、肥料を施さずしてよく出来たり。地味の豊饒思ふべし。春は野の花夥しく咲くと聞く。今はツユ
葵
(
あをい
)
、矢車、野しゆん菊、
野
(
の
)
人参
(
にんじん
)
の類のみ。
馬上三日の記:エルサレムよりナザレへ
(新字旧仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
たとえば一定量の
人参
(
にんじん
)
のあるところへ猿が集まってきたとすれば、猿はおのおの自分の腹を充分に満たした上に、なお頬の
嚢
(
ふくろ
)
へもいっぱいに詰めこもうとするから
動物の私有財産
(新字新仮名)
/
丘浅次郎
(著)
しかし佐橋家で、根が人形のように育った
人参
(
にんじん
)
の
上品
(
じょうひん
)
を、非常に多く貯えていることが後に知れて、あれはどうして手に入れたものか、といぶかしがるものがあった。
佐橋甚五郎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
髯
(
ひげ
)
の中から顔が出ていてその半面をカンテラが照らす。照らされた部分が泥だらけの
人参
(
にんじん
)
のような色に見える。「こう毎日のように舟から送って来ては、
首斬
(
くびき
)
り役も
繁昌
(
はんじょう
)
だのう」
倫敦塔
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
人参
(
にんじん
)
を、山ほど積んで浴びせかけるようにしてやれば、江戸から通しかごの外科も呼んだが、もう手遅れで、弁の奴、二、三日して、死んでしまやがったが——しかし、あいつあ
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
子供たちは菜園から
人参
(
にんじん
)
や大根の土の香のぷんぷんする奴を引っこ抜いて駈け出して来る。……やがてこんどは長椅子に思いきり手足を伸ばして寝そべり、何か絵入り雑誌を眺める。
富籤
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
前垂
(
まえだ
)
れがけの下から八百屋で買って来た
牛蒡
(
ごぼう
)
と
人参
(
にんじん
)
を出してテーブルの上へのせておいたまま「これはお
菜
(
かず
)
です」とその野菜をいじりながら雑誌を一生懸命に読出したということや
松井須磨子
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
棚
(
たな
)
から
落
(
お
)
ちる
牡丹
(
ぼた
)
餅
(
もち
)
を
待
(
ま
)
つ
者
(
もの
)
よ、
唐様
(
からやう
)
に
巧
(
たく
)
みなる
三代目
(
さんだいめ
)
よ、
浮木
(
ふぼく
)
をさがす
盲目
(
めくら
)
の
亀
(
かめ
)
よ、
人参
(
にんじん
)
呑
(
の
)
んで
首
(
くび
)
縊
(
く〻
)
らんとする
白痴
(
たはけ
)
漢
(
もの
)
よ、
鰯
(
いわし
)
の
頭
(
あたま
)
を
信心
(
しん/″\
)
するお
怜悧
(
りこう
)
連
(
れん
)
よ、
雲
(
くも
)
に
登
(
のぼ
)
るを
願
(
ねが
)
ふ
蚯蚓
(
み〻ず
)
の
輩
(
ともがら
)
よ
為文学者経
(新字旧仮名)
/
内田魯庵
、
三文字屋金平
(著)
玉菜
(
たまな
)
、
赤茄子
(
あかなす
)
、
葱
(
ねぎ
)
、
玉葱
(
たまねぎ
)
、
大根
(
だいこん
)
、
蕪
(
かぶ
)
、
人参
(
にんじん
)
、
牛蒡
(
ごぼう
)
、
南瓜
(
かぼちゃ
)
、
冬瓜
(
とうがん
)
、
胡瓜
(
きゅうり
)
、
馬鈴薯
(
ばれいしょ
)
、
蓮根
(
れんこん
)
、
慈姑
(
くわい
)
、
生姜
(
しょうが
)
、三つ葉——あらゆる野菜に蔽われている。蔽われている? 蔽わ——そうではない。
不思議な島
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
さういふ人
達
(
たち
)
は、家の中にゐるのは気づまりなので、仕事を見つけて表に出た。庭の
隅
(
すみ
)
にかまどをしつらへ、大きい
鍋
(
なべ
)
をかけた。井戸端では、ぶこつな手で、大根や
人参
(
にんじん
)
をこまかく刻んだ。
良寛物語 手毬と鉢の子
(新字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
穗「
羚羊角
(
れいようかく
)
、
人参
(
にんじん
)
、
細辛
(
さいしん
)
と此の七
味
(
み
)
を丸薬にして、これを茶で
服
(
の
)
ませるのだ」
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
先
(
ま
)
ずこんな
塩梅式
(
あんばいしき
)
だから、
吾々
(
われわれ
)
一行の失策
物笑
(
ものわら
)
いは
数
(
かず
)
限りもない。シガーとシュガーを間違えて
烟草
(
タバコ
)
を買いに
遣
(
やっ
)
て砂糖を
持
(
もっ
)
て来るもあり、医者は
人参
(
にんじん
)
と
思
(
おもっ
)
て
買
(
かっ
)
て来て
生姜
(
しょうが
)
の
粉
(
こ
)
であったこともある。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
沢山な人が私のいったその家に集っていて、大皿や鉢に、
牛蒡
(
ごぼう
)
や
人参
(
にんじん
)
や、鱈や、里芋などの煮つめたものが盛ってある間を、大きな肩の老人が担がれたまま、箱の中へ傾けて入れられるところだった。
洋灯
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
大根や
芋
(
いも
)
や
人参
(
にんじん
)
をかついでる人が、通りかかりました。
金の目銀の目
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
久し振りで庵を訪ねた主人の前へ、一色道庵の示した丸薬の成分というのは、
人参
(
にんじん
)
、
松樹甘皮
(
まつのあまかわ
)
、
胡麻
(
ごま
)
、
薏苡仁
(
よくいにん
)
、
甘草
(
かんぞう
)
の五味だけ。
銭形平次捕物控:025 兵糧丸秘聞
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
そこで先ずジャガ芋と薄く切った大根と
人参
(
にんじん
)
とを入れるのですが人参が多過ぎると臭くなっていけません。宅ではその外に
蒟蒻
(
こんにゃく
)
も入れます。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
此近在の
農人
(
のうにん
)
おのれが田地のうちに
病鶴
(
やめるつる
)
ありて
死
(
し
)
にいたらんとするを見つけ、
貯
(
たくはへ
)
たる
人参
(
にんじん
)
にて鶴の病を
養
(
やしなひ
)
しに、日あらず
病
(
やまひ
)
癒
(
いえ
)
て飛去りけり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
牛蒡
(
ごぼう
)
、
人参
(
にんじん
)
などの好い野菜を出す土地だ。滋野は
北佐久
(
きたさく
)
の領分でなく、
小県
(
ちいさがた
)
の傾斜にある農村で、その附近の村々から通って来る学生も多い。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
苦しいはずだのに、結局はこの人達によりそって大根を刻み
人参
(
にんじん
)
を刻んでいるのです。私は最近本を三四冊出しました。
新版 放浪記
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
人参
(
にんじん
)
の果てから下着の附け
紐
(
ひも
)
に到るまで、男子としてはなはだ不本懐な労役にコン吉を従事せしめるとか、——コン吉にとってはとかく腹の立つことばかり。
ノンシャラン道中記:01 八人の小悪魔
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
たしかに物干用と見られる
紐
(
ひも
)
が回してあって、洗濯した靴下、多くは最近流行の私の嫌いなあの
人参
(
にんじん
)
色のもの、それに鼠色した下着といったものが掛けてあるが
如何なる星の下に
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
北の境から九十六歩、東の崖から四十四歩、三角線をえがいて中心にあたる所、
人参
(
にんじん
)
畑の血塚です。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
さて、
其
(
それ
)
から
御飯
(
ごはん
)
の
時
(
とき
)
ぢや、
膳
(
ぜん
)
には
山家
(
やまが
)
の
香
(
かう
)
の
物
(
もの
)
、
生姜
(
はじかみ
)
の
漬
(
つ
)
けたのと、わかめを
茹
(
う
)
でたの、
塩漬
(
しほづけ
)
の
名
(
な
)
も
知
(
し
)
らぬ
蕈
(
きのこ
)
の
味噌汁
(
みそじる
)
、いやなか/\
人参
(
にんじん
)
と
干瓢
(
かんぺう
)
どころではござらぬ。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
前日の『大阪毎日』紙に、近藤廉平氏が強壮剤は
人参
(
にんじん
)
が第一てふ実験談を録しあった。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
一軒の小さな
八百屋
(
やおや
)
があって、
明
(
あかる
)
く
瓦斯
(
ガス
)
の燃えた下に、大根、
人参
(
にんじん
)
、
漬
(
つ
)
け
菜
(
な
)
、
葱
(
ねぎ
)
、
小蕪
(
こかぶ
)
、
慈姑
(
くわい
)
、
牛蒡
(
ごぼう
)
、
八
(
や
)
つ
頭
(
がしら
)
、
小松菜
(
こまつな
)
、
独活
(
うど
)
、
蓮根
(
れんこん
)
、里芋、
林檎
(
りんご
)
、蜜柑の類が
堆
(
うずたか
)
く店に積み上げてある。
葱
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
此の者どもを切るのは
人参
(
にんじん
)
や大根を切るより
易
(
やす
)
いではござらぬか、
夜中
(
やちゅう
)
帯刀して此の市中を歩いて、無闇に刀を抜いて人を切るなどと云う事を仰しゃれば、先生のお名前にも
係
(
かゝわ
)
りましょうから
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
一時に多量の
人参
(
にんじん
)
を猿に与えると、猿は最初の間は実際これを
咀嚼
(
そしゃく
)
してのみこんでしまうが、一通り腹が張ってからのちは、ただこれを口の中にたくわえ、両側の
頬
(
ほお
)
を風船玉のごとくにふくらして
動物の私有財産
(新字新仮名)
/
丘浅次郎
(著)
駿府の城ではお目見えをする前に、まず献上物が
広縁
(
ひろえん
)
に
並
(
なら
)
べられた。
人参
(
にんじん
)
六十
斤
(
きん
)
、
白苧布
(
しろあさぬの
)
三十疋、
蜜
(
みつ
)
百斤、
蜜蝋
(
みつろう
)
百斤の
四色
(
よいろ
)
である。江戸の将軍家への
進物
(
しんもつ
)
十一色に比べるとはるかに
略儀
(
りゃくぎ
)
になっている。
佐橋甚五郎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「大根でも
芋
(
いも
)
でも
人参
(
にんじん
)
でも、食べるよ」
金の目銀の目
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
朝鮮に
人参
(
にんじん
)
多し先生何が故に服せざる。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それから
人参
(
にんじん
)
を糸切りにして
糸蒟蒻
(
いとごんにゃく
)
と前の牛蒡と三品を一旦
湯煮
(
ゆで
)
ておいてそれへ椎茸を加えて
鰹節
(
かつぶし
)
の
煮汁
(
だし
)
と味淋と醤油とで
美味
(
おい
)
しく煮ます。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
本田蓼白と伊東参龍の見分けた成分は、松の甘皮と
胡麻
(
ごま
)
と
甘草
(
かんぞう
)
で。一色道庵はその上
人参
(
にんじん
)
と
薏苡仁
(
よくいにん
)
を見つけたそうですが、もう二味あるはずだと言います。
銭形平次捕物控:025 兵糧丸秘聞
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
人参
(
にんじん
)
の栽培は木曾地方をはじめ、伊那、松本辺から、佐久の岩村田、
小県
(
ちいさがた
)
の上田、
水内
(
みのち
)
の
飯山
(
いいやま
)
あたりまでさかんに奨励され、それを尾州藩で
一手
(
いって
)
に買い上げた。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
そのなかに芝居土用やすみのうち
柏筵
(
はくえん
)
一蝶が引船の絵の小屏風を風入れする
旁
(
かたはら
)
にて、
人参
(
にんじん
)
をきざみながら此絵にむかしをおもひいだして
独言
(
ひとりごと
)
いひたるを
記
(
しる
)
したる文に
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“人参(ニンジン)”の解説
ニンジン(人参、学名: Daucus carota subsp. sativus)は中央アジア原産のセリ科ニンジン属の二年草。畑で栽培し、多肉質の根は食用にされる。
(出典:Wikipedia)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
参
常用漢字
小4
部首:⼛
8画
“人参”で始まる語句
人参畑
人参湯
人参川
人参飴
人参畠
人参葉