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人參
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にんじん
ふりがな文庫
“
人參
(
にんじん
)” の例文
新字:
人参
以前
(
いぜん
)
の
少年
(
せうねん
)
も
手傳
(
てつだ
)
つて、これから
包
(
つゝみ
)
を
解
(
と
)
いて、
人參
(
にんじん
)
を
卓子
(
テエブル
)
一杯
(
いつぱい
)
に
積上
(
つみあ
)
げる。
異香
(
いかう
)
室内
(
しつない
)
に
滿
(
み
)
つ——で、
尊
(
たふと
)
さが
思遣
(
おもひや
)
られる。
人参
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
茶呑茶碗
(
ちやのみぢやわん
)
が
一
(
ひと
)
つ/\に
置
(
お
)
かれて、
何處
(
どこ
)
からか
供
(
そな
)
へられた
芋
(
いも
)
や
牛蒡
(
ごばう
)
や
人參
(
にんじん
)
や
其
(
そ
)
の
他
(
た
)
の
野菜
(
やさい
)
の
煮〆
(
にしめ
)
が
重箱
(
ぢゆうばこ
)
の
儘
(
まゝ
)
置
(
お
)
かれた。
其處
(
そこ
)
には
膳
(
ぜん
)
も
臺
(
だい
)
も
何
(
なに
)
もなかつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
お孃さんも
諦
(
あきら
)
めなさるが宜い。若いうちは、相手がどんな惡人でも、諦めきれねえ樣子だが、
人參
(
にんじん
)
牛蒡
(
ごばう
)
のやうに人を斬る奴だけは、人間扱ひにしちやならねえ。どんな念佛を
銭形平次捕物控:317 女辻斬
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
鯛
(
たひ
)
の
味噌汁
(
みそしる
)
。
人參
(
にんじん
)
、じやが、
青豆
(
あをまめ
)
、
鳥
(
とり
)
の
椀
(
わん
)
。
鯛
(
たひ
)
の
差味
(
さしみ
)
。
胡瓜
(
きうり
)
と
烏賊
(
いか
)
の
酢
(
す
)
のもの。
鳥
(
とり
)
の
蒸燒
(
むしやき
)
。
松蕈
(
まつたけ
)
と
鯛
(
たひ
)
の
土瓶蒸
(
どびんむし
)
。
香
(
かう
)
のもの。
青菜
(
あをな
)
の
鹽漬
(
しほづけ
)
、
菓子
(
くわし
)
、
苺
(
いちご
)
。
城崎を憶ふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
それでも
切昆布
(
きりこぶ
)
と
鹿尾菜
(
ひじき
)
と
油揚
(
あぶらげ
)
と
豆腐
(
とうふ
)
との
外
(
ほか
)
は
百姓
(
ひやくしやう
)
の
手
(
て
)
で
作
(
つく
)
つたものばかりで
料理
(
れうり
)
された。
皿
(
さら
)
には
細
(
こま
)
かく
刻
(
きざ
)
んで
鹽
(
しほ
)
で
揉
(
も
)
んだ
大根
(
だいこ
)
と
人參
(
にんじん
)
との
膾
(
なます
)
がちよつぽりと
乘
(
の
)
せられた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
人を斬ること
人參
(
にんじん
)
牛蒡
(
ごばう
)
の如き惡鬼が、秋から春へと
跳梁
(
てうりやう
)
し始めたのです。
銭形平次捕物控:317 女辻斬
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
一日
(
あるひ
)
の
事
(
こと
)
で、十八九の
一人
(
ひとり
)
の
少年
(
せうねん
)
、
馬
(
うま
)
に
打乘
(
うちの
)
り、
荷鞍
(
にぐら
)
に
着
(
つ
)
けた
皮袋
(
かはぶくろ
)
に、
銀貨
(
ぎんくわ
)
をざく/\と
鳴
(
なら
)
して
來
(
き
)
て、
店頭
(
みせさき
)
へ
翻然
(
ひらり
)
と
降
(
お
)
り、さて
人參
(
にんじん
)
を
買
(
か
)
はうと
云
(
い
)
ふ。
人参
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「大きく出やがつたな、
人參
(
にんじん
)
牛蒡
(
ごばう
)
でも作る氣になつたか」
銭形平次捕物控:110 十万両の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
で、
高尾
(
たかを
)
、
薄雲
(
うすぐも
)
、
芳野
(
よしの
)
など
云
(
い
)
ふ
絶世
(
ぜつせい
)
の
美人
(
びじん
)
の
身代金
(
みのしろきん
)
、
即
(
すなは
)
ち
人參
(
にんじん
)
一兩
(
いちりやう
)
の
値
(
あたひ
)
は、
名高
(
なだか
)
い
遊女
(
おいらん
)
一人
(
いちにん
)
に
相當
(
さうたう
)
するのであるから、
蓋
(
けだ
)
し
容易
(
ようい
)
なわけのものではない。
人参
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
味
(
あぢ
)
は
何
(
ど
)
うだ、とおつしやるか? いや、
話
(
はなし
)
に
成
(
な
)
らない。
人參
(
にんじん
)
も、
干瓢
(
かんぺう
)
も、もさ/\して
咽喉
(
のど
)
へつかへて
酸
(
す
)
いところへ、
上置
(
うはおき
)
の
鰺
(
あぢ
)
の、ぷんと
生臭
(
なまぐさ
)
くしがらむ
工合
(
ぐあひ
)
は、
何
(
なん
)
とも
言
(
い
)
へない。
火の用心の事
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
長野
(
ながの
)
で
辨當
(
べんたう
)
を
買
(
か
)
つた
時
(
とき
)
に
情
(
なさけ
)
なかつた。
蓮
(
はす
)
に
人參
(
にんじん
)
に
臭
(
くさ
)
い
牛肉
(
ぎうにく
)
、
肴
(
さかな
)
と
云
(
い
)
ふのが
生燒
(
なまやけ
)
の
鹽引
(
しほびき
)
の
鮭
(
さけ
)
は
弱
(
よわ
)
る。……
稗澤山
(
ひえだくさん
)
もそ/\の、ぽんぽち
飯
(
めし
)
、あゝ/\
旅行
(
りよかう
)
はしなければ
可
(
よ
)
かつたと
思
(
おも
)
つた。
魔法罎
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
參
部首:⼛
11画
“人參”で始まる語句
人參湯