四六時中しよつちう)” の例文
が、此源助が、白井樣の分家の、四六時中しよつちうリユウマチで寢てゐる奧樣に、或る特別の慇懃いんぎんを通じて居た事は、誰一人知る者がなかつた。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
役所𢌞りをして、此間やつた臨時種痘の成績調やら辭令やらを寫して居ながらも、四六時中しよつちうそれが氣になつて、「何の話だらう? 俺の事だ、屹度俺の事に違ひない。」
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
役所廻りをして、此間こなひだやつた臨時種痘の成績調やら辞令やらを写して居ながらも、四六時中しよつちうそれが気になつて、「何の話だらう? 俺の事だ、屹度俺の事に違ひない。」
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
其頃の渠の顏は、今の樣に四六時中しよつちう痙攣ひきつけを起してる事は稀であつた。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
其頃の渠の顔は、今の様に四六時中しよつちう痙攣ひきつけを起してる事は稀であつた。
病院の窓 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)