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始終
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しよつちう
ふりがな文庫
“
始終
(
しよつちう
)” の例文
それは
始終
(
しよつちう
)
あなたの口にする短い言葉で、また度々私に果しないお喋べりを續けさせたものなんです——何故だかよくは分らないけれど。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
『嘘なもんですか。
始終
(
しよつちう
)
那麽
(
あんな
)
妙な咳をしてゐたぢやありませんか。……加藤さんがそ言つてるんですもの。』
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「ぢやビールにしようか。あたしこの頃とてもお酒が強くなつたわよ。——カレラと一緒に毎晩飲むわよ。ところがカレラの方が弱いのさ、昼間は
始終
(
しよつちう
)
あの通りなんぢやないの。」
お蝶の訪れ
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
さア、面白くないから
膨
(
ふく
)
れもしますさ。ぬ、家は
始終
(
しよつちう
)
紛糾
(
ごた/\
)
するツてツた譯なんでせう。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
勘次
(
かんじ
)
は
始終
(
しよつちう
)
手拭
(
てぬぐひ
)
を
以
(
もつ
)
て
捲
(
ま
)
いた
右手
(
めて
)
の
肘
(
ひぢ
)
を
抱
(
かゝ
)
へるやうにして
伏目
(
ふしめ
)
に
歩
(
ある
)
いた。
道
(
みち
)
に
添
(
そ
)
うて
狹
(
せま
)
い
堀
(
ほり
)
の
淺
(
あさ
)
い
水
(
みづ
)
に
彼
(
かれ
)
の
目
(
め
)
が
放
(
はな
)
たれた。がら/\に
荒
(
すさ
)
んだ
狼把草
(
たうこぎ
)
やゑぐがぽつ/\と
水
(
みづ
)
に
浸
(
ひた
)
つて
居
(
ゐ
)
る。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
▼ もっと見る
たま/\あなたに逢ふことがあつても、あなたはさつさと通り過ぎて、
始終
(
しよつちう
)
尊敬の態度をしてると同じく、殆んど認めたといふしるしもなく行つてしまふのだつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
「そんぢや
此
(
こ
)
の
南瓜
(
たうなす
)
も
俺
(
お
)
れ
貰
(
もら
)
つてえゝんだな、
馬鹿
(
ばか
)
に
大
(
え
)
けえ
南瓜
(
たうなす
)
ぢやねえかな、
明日
(
あした
)
まで
置
(
お
)
いてくろうな」おつたは
始終
(
しよつちう
)
笑顏
(
えがほ
)
を
作
(
つく
)
つて
居
(
ゐ
)
る
處
(
ところ
)
へ
南
(
みなみ
)
の
女房
(
にようばう
)
は
葱
(
ねぎ
)
を
一束
(
ひとたば
)
藁
(
わら
)
でくるんだのを
抱
(
かゝ
)
へて
來
(
き
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「最後のときだつて、ジエィン! 何だつて! 私と一緒に住んで、毎日私に會つて、しかも、まだ私を愛してゐるのに、
始終
(
しよつちう
)
冷たく遠ざかつてゐることが出來ると思ふの?」
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
“始終”の意味
《形容動詞》
始終(しじゅう)
始めからから終わりまで、ずっと。
いつも。
(出典:Wiktionary)
始
常用漢字
小3
部首:⼥
8画
終
常用漢字
小3
部首:⽷
11画
“始終”で始まる語句
始終中
始終々々