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『お蝶の訪れ』
ふりがな文庫
『
お蝶の訪れ
(
おちょうのおとずれ
)
』
いま時分に、まだ花のあるところなんてあるのかしら?——はじめて来た方角には違ひないのだが、案外だ!この様子を見ると何処か途中にでも花見の場所があるのらしいが、どうも妙だ! 何処の花だつて、もうとうに散つてゐる筈だが——花見と云つても、あの時 …
著者
牧野信一
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新小説 第三十一巻第七号」春陽堂、1926(大正15)年7月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約11分(500文字/分)
朗読目安時間
約18分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
妙
(
たあ
)
喫
(
ふか
)
始終
(
しよつちう
)
性
(
しやう
)
季
(
どき
)
反
(
かへ
)
妙
(
たへ
)
称
(
よ
)
紙片
(
かみぎれ
)
吻
(
ほ
)
敵
(
かな
)
点頭
(
うなづ
)
股引
(
もゝひき
)
圧
(
お
)
何某
(
なにがし
)
生活
(
くらし
)
腹匐
(
はらば
)
自家
(
うち
)
関
(
かま
)