“素跣足”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すはだし91.3%
すあし4.3%
はだし4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その決心に蹴飛ばされたように私は、素跣足すはだしのまま寝台を飛び降りた。宿直室を飛び出して、隣の室に通ずる、暗黒の廊下を突進した。
ビルディング (新字新仮名) / 夢野久作(著)
着物の裾もあらわな素跣足すあしで、ボロボロの丸帯を長々と引ずっておりますが、誰がこしらえてやりましたものか、ボール紙に赤インキを塗った王冠の形の物を、ザンバラの頭の上に載せて
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その中から髪を振り乱した素跣足はだしの女が十人ばかり、肉襦袢ばかりの、だらしない姿のまま悲鳴をあげて場内へ逃げ込んで来た。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)