“はだし”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
跣足76.4%
裸足17.1%
4.0%
徒跣1.1%
赤脚0.4%
洗足0.4%
素足0.2%
素跣足0.2%
裸跣0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そしてぼろぼろの裳衣をつけた跣足のままのその幽霊は、老人の見る前で、花床の間を走り回り、あたりに生命の水をまき散らした。
大海浜宿院浜熊野浜などと組々の名の書いた団扇を持つて、後鉢巻をした地車曳きの子供等が、幾十人となく裸足で道を通ります。
私の生ひ立ち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
白い衣とそしてであった。宇治を見おろすと鋭い声で何か叫んだ。憎しみにあふれた叫びであった。そしてよろよろと小屋を離れ、宇治の方に近づいた。
日の果て (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
矢庭に圭一郎は庭に飛び下りた。徒跣のまゝ追つ駈けて行つて閉まつた枝折戸で行き詰まつた子供を、既事で引き捉へようとした途端、妻は身を躍らして自分を抱き留めた。
崖の下 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
女はそう言って穿いて小婢といっしょにあがって往った。許宣もその後からあがったが、それは赤脚のままであった。
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
そうして大方洗足である。
死の航海 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
しつきりなしの人の乘降、よくも間違が起らぬものと不思議に堪へなかつた。電車に一町乘るよりは、山路を三里素足で歩いた方が遙かしだ。
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
その中から髪を振り乱した素跣足の女が十人ばかり、肉襦袢ばかりの、だらしない姿のまま悲鳴をあげて場内へ逃げ込んで来た。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
頭髪垢染て肌色の分らぬ程黒くなった顔に垂れ下って、肩の破れた衣物を着て、縄の帯を占めて裸跣で、口の中で何をかきながら、何処ともなく歩き廻り、外に遊んでいる子供を驚かした。
(新字新仮名) / 小川未明(著)