“せんそく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
洗足50.0%
跣足25.0%
船側18.8%
栓塞6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まず父母のやすきを問い、四方山よもやまの話相手にもなり、とくに親孝行といわれるほどの人は、二十四孝にじゅうしこうの芝居でみるように、肩をもみ腰をなで、洗足せんそくの湯をとり
親子の愛の完成 (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)
先生のきょ、同じく戒心かいしんあるにもかかわらず、数十の生徒せいとともな跣足せんそく率先そっせんして池水いけみずくみては門前に運び出し、泥塗満身でいとまんしん消防しょうぼう尽力じんりょくせらるること一霎いっしょう時間じかんよっかろうじてそのさいまぬかれたり。
と、金博士は事務長に挨拶すると、ふなべりをまたいで、傾斜した船側せんそくの上をすべだいのように滑って、どさりと百花咲き乱れる花壇の真中に、トランク諸共もろとも尻餅しりもちをついたのであった。
が、しかし、気管中にも栓塞せんそくしたらしい物質は発見されず、口腔を閉息した形跡もないばかりか、索痕さっこん扼殺やくさつした痕跡は勿論見出されなかった。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)