洗足せんそく)” の例文
以て來ぬか氣のきかぬ奴等やつらだナニ其所にある夫なら早く草鞋わらんぢとき何ぜ洗足せんそくをせぬのだと清兵衞はうれまぎれに女共をしかちらして彼の是のと世話せわ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
まず父母のやすきを問い、四方山よもやまの話相手にもなり、とくに親孝行といわれるほどの人は、二十四孝にじゅうしこうの芝居でみるように、肩をもみ腰をなで、洗足せんそくの湯をとり
親子の愛の完成 (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)
たとひ洗足せんそくを求めたところで、おうなは水をんでれたかうだか、根の生えた居ずまひで、例の仕事に余念のなさ、小笹おざさを風が渡るかと……音につれて積る白糸しらいと
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
それでみんなはへんな姿すがただ、へんな姿すがただといって気味きみわるがって、はちかつぎとはろくろく口もきませんでしたけれど、宰相さいしょうだけは朝晩あさばん手水ちょうずみず洗足せんそくはこんでるたんびに
鉢かつぎ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
「いざ、お通り下され、ただいま洗足せんそくを差上げるでござりましょう」
「ご洗足せんそくのお水、取りましょうで」
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
尋ねて呉しぞ先々草鞋わらんぢといて上るべし二人づれか御前樣大きに御苦勞なり先々御あがりなされ是々お初おくめ我等は何を胡亂々々うろ/\して居やる早く洗足せんそくの湯を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
(さあさあきたのうございますが早くこちらへ、おくつろぎなさいまし、そうしてお洗足せんそくを上げましょうかえ。)
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「そら、おかえりだ。お洗足せんそくいているか。」
鉢かつぎ (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
(さあ/\きたなうございますがはや此方こちらへ、おくつろぎなさいまし、うしてお洗足せんそくげませうかえ。)
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
泣寄なきよりとさへ申せと惡敷樣あしきやうには計らはぬこといと懇切ねんごろに申ければ十兵衞親子は大いによろこび何分宜しくお頼み申すといへば長庵は打點うちうなづき今夜は我がうちも同じ事なれば安心して休息きうそくせよ併し草臥くたびれて居るならん洗足せんそくの湯を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)