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洗足
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せんそく
ふりがな文庫
“
洗足
(
せんそく
)” の例文
以て來ぬか氣のきかぬ
奴等
(
やつら
)
だナニ其所にある夫なら早く
草鞋
(
わらんぢ
)
を
解
(
とき
)
何ぜ
洗足
(
せんそく
)
をせぬのだと清兵衞は
嬉
(
うれ
)
し
紛
(
まぎ
)
れに女共を
叱
(
しか
)
り
散
(
ちら
)
して彼の是のと
世話
(
せわ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
まず父母の
安
(
やす
)
きを問い、
四方山
(
よもやま
)
の話相手にもなり、とくに親孝行といわれるほどの人は、
二十四孝
(
にじゅうしこう
)
の芝居でみるように、肩をもみ腰をなで、
洗足
(
せんそく
)
の湯をとり
親子の愛の完成
(新字新仮名)
/
羽仁もと子
(著)
たとひ
洗足
(
せんそく
)
を求めた
処
(
ところ
)
で、
媼
(
おうな
)
は水を
汲
(
く
)
んで
呉
(
く
)
れたか
何
(
ど
)
うだか、根の生えた居ずまひで、例の仕事に余念のなさ、
小笹
(
おざさ
)
を風が渡るかと……音につれて積る
白糸
(
しらいと
)
。
二世の契
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
それでみんなはへんな
姿
(
すがた
)
だ、へんな
姿
(
すがた
)
だといって
気味
(
きみ
)
を
悪
(
わる
)
がって、
鉢
(
はち
)
かつぎとはろくろく口も
利
(
き
)
きませんでしたけれど、
宰相
(
さいしょう
)
だけは
朝晩
(
あさばん
)
手水
(
ちょうず
)
の
水
(
みず
)
や
洗足
(
せんそく
)
の
湯
(
ゆ
)
を
運
(
はこ
)
んで
来
(
く
)
るたんびに
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
「いざ、お通り下され、ただいま
洗足
(
せんそく
)
を差上げるでござりましょう」
大菩薩峠:04 三輪の神杉の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
「ご
洗足
(
せんそく
)
のお水、取りましょうで」
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
尋ねて呉しぞ先々
草鞋
(
わらんぢ
)
を
解
(
とい
)
て上るべし二人
連
(
づれ
)
か御前樣大きに御苦勞なり先々御
上
(
あが
)
りなされ是々お初お
粂
(
くめ
)
我等は何を
胡亂々々
(
うろ/\
)
して居やる早く
洗足
(
せんそく
)
の湯を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
(さあさあ
汚
(
きたの
)
うございますが早くこちらへ、お
寛
(
くつろ
)
ぎなさいまし、そうしてお
洗足
(
せんそく
)
を上げましょうかえ。)
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「そら、お
帰
(
かえ
)
りだ。お
洗足
(
せんそく
)
の
湯
(
ゆ
)
は
沸
(
わ
)
いているか。」
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
(さあ/\
汚
(
きたな
)
うございますが
早
(
はや
)
く
此方
(
こちら
)
へ、お
寛
(
くつろ
)
ぎなさいまし、
然
(
さ
)
うしてお
洗足
(
せんそく
)
を
上
(
あ
)
げませうかえ。)
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
泣寄
(
なきより
)
とさへ申せと
惡敷樣
(
あしきやう
)
には計らはぬこと
最
(
いと
)
懇切
(
ねんごろ
)
に申ければ十兵衞親子は大いに
歡
(
よろこ
)
び何分宜しくお頼み申すと
言
(
いへ
)
ば長庵は
打點
(
うちうなづ
)
き今夜は我が
内
(
うち
)
も同じ事なれば安心して
休息
(
きうそく
)
せよ併し
草臥
(
くたびれ
)
て居るならん
洗足
(
せんそく
)
の湯を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“洗足”の意味
《名詞》
汚れた足を洗うこと。また、それに使う湯水。
(出典:Wiktionary)
“洗足”の解説
洗足(せんぞく)は、東京都目黒区の地名。現行行政地名は洗足一丁目および二丁目。郵便番号は152-0012。
(出典:Wikipedia)
洗
常用漢字
小6
部首:⽔
9画
足
常用漢字
小1
部首:⾜
7画
“洗足”で始まる語句
洗足水
洗足盥
洗足町
洗足小池