“せんぞく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
千束86.7%
專屬6.7%
洗足6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と云って、花屋敷の角まで来ると、きっとナオミは「左様なら」と云い捨てながら、千束せんぞく町の横丁の方へバタバタ駆け込んでしまうのでした。
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
そのあひだ彼女かのぢよは、無産者むさんしや××同盟どうめい支部しぶはたらかたはら、あるデパート專屬せんぞく刺繍ししう工場こうぢやうかよつて生活せいくわつさゝへた。そのうち、三・一五事件じけんとして有名いうめいな、日本にほん×××ゐん全國的ぜんこくてき大檢擧だいけんきよおこなはれた。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)
左枝はただ引かれるもののように、洗足せんぞくの五太夫の家を訪れた。
地虫 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)