“無産者”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むさんしゃ50.0%
むさんしや50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金のないものが無暗むやみに謙遜した時代だった。小学校長の息子が月謝一円の中等教育を受けるのは伝統を無視した不埒ふらちわざと考えられた。貧乏人が無産者むさんしゃと称して大きな顔をしている今日とは違う。
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
そのあひだ彼女かのぢよは、無産者むさんしや××同盟どうめい支部しぶはたらかたはら、あるデパート專屬せんぞく刺繍ししう工場こうぢやうかよつて生活せいくわつさゝへた。そのうち、三・一五事件じけんとして有名いうめいな、日本にほん×××ゐん全國的ぜんこくてき大檢擧だいけんきよおこなはれた。
彼女こゝに眠る (旧字旧仮名) / 若杉鳥子(著)