“我無者羅”の読み方と例文
読み方割合
がむしゃら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見掛けは甚(はなは)だ仰山(ぎょうさん)な、その現われるや陰惨な翳によって四囲を忽(たちま)ち黄昏(たそがれ)の中へ暗まし、その毒々しい体臭によって、相手の気持を仮借(かしゃく)なく圧倒する底の我無者羅(がむしゃら)な人物であった。
小さな部屋 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
斯んな風に激しく私は興奮して、もはや我無者羅(がむしゃら)に喚(わめ)くようになるのであった。すると辰夫は粛然と襟(えり)を正して深く項垂(うなだ)れ、歴々と羞(は)じらう色を見せて悲しげに目を伏せてしまうのだ。
母 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)