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徒跣
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はだし
ふりがな文庫
“
徒跣
(
はだし
)” の例文
觸出
(
ふれだ
)
して天一坊は直樣敷臺より
乘物
(
のりもの
)
にて立出れば越前守は
徒跣
(
はだし
)
にて
門際
(
もんぎは
)
まで出て平伏す
駕籠脇
(
かごわき
)
少
(
すこ
)
し戸を引ば天一坊は越前
居
(
ゐる
)
かと云に越前守ハツと御
請
(
うけ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
真夏の炎天に笠も
手拭
(
てぬぐい
)
も被らず、沖から吹く潮風に緑髪を乱して、胸の乳房も
現
(
あら
)
わに片手に蝋人形をさも大事相に抱いて、
徒跣
(
はだし
)
のまま真黄な、真白な草花の咲いている
蝋人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
矢庭に圭一郎は庭に飛び下りた。
徒跣
(
はだし
)
のまゝ追つ駈けて行つて閉まつた
枝折戸
(
しをりど
)
で行き詰まつた子供を、
既事
(
すんでのこと
)
で引き捉へようとした途端、妻は身を躍らして自分を抱き留めた。
崖の下
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
○
稿
(
わら
)
にとぼしきゆゑ
鞋
(
わらじ
)
をはかず、男女
徒跣
(
はだし
)
にて山にもはたらく也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
あるは、
木履
(
きぐつ
)
を
曳
(
ひ
)
き惱み、あるは
徒跣
(
はだし
)
に
音
(
ね
)
を
竊
(
ぬす
)
み
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
あるは、
木履
(
きぐつ
)
を
曳
(
ひ
)
き悩み、あるは
徒跣
(
はだし
)
に
音
(
ね
)
を
窃
(
ぬす
)
み
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
徒
常用漢字
小4
部首:⼻
10画
跣
漢検1級
部首:⾜
13画
“徒跣”で始まる語句
徒跣足