“既事”の読み方と例文
読み方割合
すんでのこと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
矢庭に圭一郎は庭に飛び下りた。徒跣はだしのまゝ追つ駈けて行つて閉まつた枝折戸しをりどで行き詰まつた子供を、既事すんでのことで引き捉へようとした途端、妻は身を躍らして自分を抱き留めた。
崖の下 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)