“駕籠脇”の読み方と例文
読み方割合
かごわき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お駕籠先の左右に立ちましたのはお簾先すだれさきと申します御家来、または駕籠の両側に附添うて居りますがお駕籠脇かごわき、そのあとがお刀番でございます
後の業平文治 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
觸出ふれだして天一坊は直樣敷臺より乘物のりものにて立出れば越前守は徒跣はだしにて門際もんぎはまで出て平伏す駕籠脇かごわきすこし戸を引ば天一坊は越前ゐるかと云に越前守ハツと御うけ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「わしも一町や二町、あれで乘りましたやろ。駕籠の側離れると病人がわめき出してころげ出さうとするもんやよつて、到頭駕籠脇かごわき武士さむらひみたいなことを初めて勤めてしまうた。」
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)