“足袋跣足”の読み方と例文
読み方割合
たびはだし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
日光のかわき……楽しい朝露……思わず嬉しさのあまりに、白い足袋跣足たびはだしで草の中を飛び廻った。三吉がくれた巻煙草まきたばこも一息に吸い尽した。
家:01 (上) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
酔ったのも酔わないのも、一団になって飛出した様子、綾麿は観音様を抱いたまま、足袋跣足たびはだしになって、隅田川の方へ飛んで居りました。
ひとりごとのようにうめきつつ、静かに雪駄せったをぬいで、足袋跣足たびはだしになった大之進は、トントンと二、三度足踏みをして、歩固めをしながら
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)