“靴足袋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くつたび89.3%
くつした10.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
机の角へ右の足を載せて、少し穴のきそうになった黒い靴足袋くつたびの親指の先を、手ででていたが、足を畳の上へおろすと共に答えた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
黒い上衣と短いズボンと白い靴足袋くつたびと白い手袋とをつけたバスクは、これから出そうとする皿のまわりにそれぞれ薔薇ばらの花を配っていた。
暇な時間をその垣根すなわち国境の上で靴足袋くつしたをかわかすのに使うあのドイツの小侯のように、僕は作られてるのだ。
オヤ、可哀相かあいさうわたしちひさなあしは!いまだれがおまへくつ靴足袋くつした穿かしてくれるでせう?わたしにはとて出來できないわ!でも、あンまとほぱなれてるんですもの。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)