靴足袋くつした)” の例文
暇な時間をその垣根すなわち国境の上で靴足袋くつしたをかわかすのに使うあのドイツの小侯のように、僕は作られてるのだ。
オヤ、可哀相かあいさうわたしちひさなあしは!いまだれがおまへくつ靴足袋くつした穿かしてくれるでせう?わたしにはとて出來できないわ!でも、あンまとほぱなれてるんですもの。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
「注意に注意してるから大丈夫だと思ひますわ。誰しも若い中は仕方がありませんわ。活きてゐるんですもの。ねえ、あなた。」と女は両足を投出し丸めた靴足袋くつしたを取上げながら
男ごゝろ (新字旧仮名) / 永井荷風(著)