“靴紐”の読み方と例文
読み方割合
くつひも100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まず懐中時計と靴紐くつひもとをぬかすとこのくらい個々の特異性を持ってるものはないだろう。けれど今の場合は、そんなことはどうでもいいんだ。
黄色な顔 (新字新仮名) / アーサー・コナン・ドイル(著)
フロック・コウトの肩にあから顔を載せて、靴紐くつひもで鼻眼鏡を吊ってるお爺さんこそは、言うまでもなく密偵に決まっています。
踊る地平線:10 長靴の春 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
靴紐くつひもや靴墨、刷毛はけが店頭の前通りにならび、たなに製品がぱらりと飾ってあったが、父親はまだ繃帯ほうたいも取れず、土間の仕事場で靴の底をつけていた。
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)