“靴底”の読み方と例文
読み方割合
くつぞこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして彼女は一語一語にもったいをつけた。どの語も強調された。つづりが鉛の靴底くつぞこをつけて進んでゆき、各文句に一つの悲劇がこもっていた。
それがおもしろいことには靴底くつぞこの皮革の部はすべらないで、かかとのゴムの部分だけがよくすべるのである。
日常身辺の物理的諸問題 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
ある薬種商がサンブル・エ・ムーズの軍隊のためにボール紙の靴底くつぞこを発明し、それを皮として売り出して四十万リーヴルの年金を得、ある行商人が高利貸しの女と結婚して二人の仲に七