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草鞋
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わらんぢ
ふりがな文庫
“
草鞋
(
わらんぢ
)” の例文
生れしまゝなれば
素跣足
(
すはだし
)
の尻きり半纏に田圃へ辨當の持はこびなど、松のひでを燈火にかへて
草鞋
(
わらんぢ
)
うちながら
馬士歌
(
まごうた
)
でもうたふべかりし身を
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
以て來ぬか氣のきかぬ
奴等
(
やつら
)
だナニ其所にある夫なら早く
草鞋
(
わらんぢ
)
を
解
(
とき
)
何ぜ
洗足
(
せんそく
)
をせぬのだと清兵衞は
嬉
(
うれ
)
し
紛
(
まぎ
)
れに女共を
叱
(
しか
)
り
散
(
ちら
)
して彼の是のと
世話
(
せわ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
友焼きてかへる花野の細道に
草鞋
(
わらんぢ
)
の紐とけにけるかな
小熊秀雄全集-01:短歌集
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
暮の岨の雪踏み来る荷駄馬の
蹄鉄
(
あしがね
)
に穿く大き
草鞋
(
わらんぢ
)
風隠集
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
尋ねて呉しぞ先々
草鞋
(
わらんぢ
)
を
解
(
とい
)
て上るべし二人
連
(
づれ
)
か御前樣大きに御苦勞なり先々御
上
(
あが
)
りなされ是々お初お
粂
(
くめ
)
我等は何を
胡亂々々
(
うろ/\
)
して居やる早く
洗足
(
せんそく
)
の湯を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
願ひますと云ば手先の
者
(
もの
)
何
(
なん
)
だぐず/\云ふ事たアネヘ貴樣は怪しい奴に
相違
(
さうゐ
)
ない夜中
無提灯
(
むぢやうちん
)
にて
其樣
(
そん
)
な大包みを
背負
(
せおひ
)
形容
(
なり
)
にも
似合
(
にあは
)
ぬ
鮫鞘
(
さめざや
)
の
脇差
(
わきざし
)
をさし是は大方
其處
(
そこ
)
らで盜み來りしならん殊に
草鞋
(
わらんぢ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“草鞋”の意味
《名詞》
わらぐつ。わらじ。わらをあんでつくったはきもの。
挿鞋。
(出典:Wiktionary)
“草鞋”の解説
草鞋または鞋(わらじ)は、稲藁で作られる伝統的な履物の一つ。
技術的には草鞋は編物の一種と考えられてきたが、楕円状の織物の一種として位置付けるべきという見解がある。なお、草履とは異なり草鞋には足首を縛る紐がある。
(出典:Wikipedia)
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
鞋
漢検1級
部首:⾰
15画
“草鞋”で始まる語句
草鞋穿
草鞋銭
草鞋虫
草鞋掛
草鞋脚絆
草鞋代
草鞋作
草鞋喰
草鞋履
草鞋懸