“草間”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くさま55.6%
くさあい33.3%
そうかん11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
玻璃色びいどろいろ薔薇ばらの花、草間くさまほとばし岩清水いはしみづの色、玻璃色びいどろいろ薔薇ばらの花、おまへの眼を愛したばかりで、ヒュラスは死んだ、僞善ぎぜんの花よ、無言むごんの花よ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
木の蔭に乗物を立てかけておいて、お島は疲れた体を、草のうえに休めるために跪坐しゃがんだ。裳裾もすそ靴足袋くつたびにはしとしと水分が湿しとって、草間くさあいから虫がいていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
リンドウは向陽こうようの山地、もしくは原野の草間そうかんに多く生ずる宿根草しゅっこんそうで、くきは三〇〜六〇センチメートルばかり、葉はせまくてとが無柄むへいで茎をいだいて対生たいせいし、全辺で葉中ようちゅうに三縦脈じゅうみゃくがあり、元来がんらい緑色なれど
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)