併し二人の婦人はその墓地の手前で立ち止まり、何かを私語くらしく左手の道を指し、そして非常な早足で其方へ曲つて行つた。
「もう、これで会はんぞ!」と今一度繰返し私語きつゝ、てれ隠しに其処にあつた手箒か何かを持つて、用ありげに入口の方へ出て行つた。
“私語”の意味
“私語”の解説
私語(しご)とは厳粛な場において、その場を取り仕切っている人物に断りなく、場の流れを乱すような会話をすること。学校での授業中や職場での勤務中など喋ってはいけない状況でメンバー同士が勝手に会話をすることを指すことが多い。
(出典:Wikipedia)
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