“それに”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
加之75.0%
其上6.3%
加旃6.3%
加此6.3%
6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
心配する事アえ、先生。齡ア四十一だべえが、村一番の醜婦みたくなし巨女おほをなごだア、加之それにハア、酒を飮めば一升も飮むし、甚麽どんな男も手餘てやましにするくれえ惡醉語堀ごんぼうほりだで。
赤痢 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
其上それにまだ親切に支那人チャンチャンの看護をしてな、高慢らしく尽力をした吹聴ふいちょうもないもんだ。
海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
菊枝 加旃それにまた加茂川の大水おほみづ
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
「躰?」と友はちよツと私のはうを見て、「躰は無論むろんわるいさ。加此それに天氣てんきぢやね。」
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
それに日本の畳たるや八八はっぱ六十四の目盛がある。六十四卦に象ったものだ。で、人間の吉凶禍福は、畳にありと云ってもよい。次に建築法から云う時は、忌む可きことが数々ある。
天主閣の音 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)