“子羔”の読み方と例文
読み方割合
しこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
身長みのたけ九尺六寸といわれる長人孔子の半分位しかない短矮たんわい愚直者ぐちょくしゃ子羔しこう。年齢から云っても貫禄かんろくから云っても、もちろん子路が彼等の宰領格さいりょうかくである。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
孔子は、叔魚しゅくぎょ子木しぼく子旗しき子羔しこうといったような、四十歳前後の門人たちの顔を、しばらく見まわしていたが
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
子路、子羔しこうをしてさいたらしむ。子曰く、かの人の子をそこなわん。子路曰く、民人あり、社稷あり、何ぞ必ずしも書を読みて、然して後学びたりと為さん。子曰く、是の故にかの佞者くちさときものを悪む。(二五)
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)