“子羔(しこう)” の例文
身長(みのたけ)九尺六寸といわれる長人孔子の半分位しかない短矮(たんわい)な愚直者(ぐちょくしゃ)子羔(しこう)。年齢から云っても貫禄(かんろく)から云っても、もちろん子路が彼等の宰領格(さいりょうかく)である。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
孔子は、叔魚(しゅくぎょ)、子木(しぼく)、子旗(しき)、子羔(しこう)といったような、四十歳前後の門人たちの顔を、しばらく見まわしていたが
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
子路、子羔(しこう)をして費(ひ)の宰(さい)たらしむ。子曰く、夫(かの)人の子を賊(そこな)わん。子路曰く、民人あり、社稷あり、何ぞ必ずしも書を読みて、然して後学びたりと為さん。子曰く、是の故に夫(かの)佞者(くちさときもの)を悪む。(二五)
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
子路が子羔(しこう)を費(ひ)の代官に推挙した。先師は、そのことをきいて子路にいわれた。——
現代訳論語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
子羔(しこう)だ。孔門の後輩で、子路の推薦(すいせん)によってこの国の大夫となった・正直な・気の小さい男である。子羔が言う。内門はもう閉(しま)ってしまいましたよ。子路。いや、とにかく行くだけは行ってみよう。
弟子 (新字新仮名) / 中島敦(著)
子路、子羔(しこう)をして費(ひ)の宰(さい)たらしむ。子曰く、夫(か)の人の子を賊(そこな)うと。子路曰く、民人(みんじん)あり、社稷(しゃしょく)あり、何ぞ必ずしも書を読みて、然る後に学びたりと為さんやと。子曰く、是の故に夫(か)の佞者(ねいしゃ)を悪(にく)むと。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)