トップ
>
夫
>
やど
ふりがな文庫
“
夫
(
やど
)” の例文
嬶の奴頻りに其を弁解してから、何れ又
夫
(
やど
)
がお目にかゝつて詳しく申上げるでせうけれどもと云つて、一円五十銭の紙包を出したのだ。
病院の窓
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
「あれは
貴下
(
あなた
)
、何ですわ、つい近い頃、
夫
(
やど
)
が拾って来て、あすこへ飾ったんですがね。その何ですよ、
旧
(
もと
)
あった処は沼なんですって。」
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
夫
(
やど
)
は何一つ感づいてはいないし、またこれから先も感づくことは決してありはしない、それに『こうしたことがらは、あの人の知ったことじゃありませんもの』
永遠の夫
(旧字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
夫
(
やど
)
があんなに怪我をしましても鉄道の方からは二十円の御見舞金で見放されますしない。
死線を越えて:01 死線を越えて
(新字旧仮名)
/
賀川豊彦
(著)
嚊の奴頻りにそれを辯解してから、何れ又
夫
(
やど
)
がお目にかゝつて詳しく申上げるでせうけれどもと云つて、一圓五十錢の紙包を出したのだ。
病院の窓
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
私が、
貴女
(
あなた
)
ほどお美しければ、「こんな女房がついています。何の
夫
(
やど
)
が、
木曾街道
(
きそかいどう
)
の女なんぞに。」と
姦通
(
まおとこ
)
呼ばわりをするその
婆
(
ばばあ
)
に、そう言ってやるのが一番早分りがすると思います。
眉かくしの霊
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
夫
(
やど
)
でもついこの間、窓を開けて寝られるから涼しくって
可
(
い
)
いてって、
此室
(
ここ
)
へ
臥
(
ふせ
)
りましてね、夜中に
戸迷
(
とまど
)
いをして、それは
貴下
(
あなた
)
、方々へ
打附
(
ぶつか
)
りなんかして、飛んだ
可笑
(
おか
)
しかったことがござんすの。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「ですから、お気を
注
(
つ
)
けなさいまし。
夫
(
やど
)
とは違って、貴下はお人柄でいらっしゃるから、またそうでもない、骸骨さんの方から夜中に出掛けますとなりません。……
婦
(
おんな
)
のだって、言いますから。」
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“夫”の意味
《名詞》
(おっと、古・つま)男性の配偶者。
(出典:Wiktionary)
“夫”の解説
夫 (おっと)は、結婚している男性を指す。配偶者(妻)や家族との関係や、社会的、法的な位置づけは時代や文化によって多様である。
(出典:Wikipedia)
夫
常用漢字
小4
部首:⼤
4画
“夫”を含む語句
大丈夫
丈夫
夫婦
情夫
夫人
老夫
車夫
漁夫
大夫
太夫
猟夫
樵夫
水夫
密夫
豈夫
鰥夫
夫婦喧嘩
武夫
女丈夫
入夫
...