“超人的”の読み方と例文
読み方割合
ちょうじんてき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつも朝の寝起きのような無防禦むぼうぎょの顔つきには、どこか現実を下目に見くだして、超人的ちょうじんてきに批判している諷刺的ふうしてきな平明がマスクしているのではないか……。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
せんかならず一人を斬り、一気かならず一を割る、手練しゅれんの腕は、超人的ちょうじんてきなものだった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
父は娘を神秘な童女に思いして、自家偶像崇拝慾ぐうぞうすうはいよくを満足せしめたい旧家の家長本能を、貝原との問題に対してどう処置するであろうか。自分の娘は超人的ちょうじんてきな水泳の天才である。
渾沌未分 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)