“厭人的”の読み方と例文
読み方割合
えんじんてき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
性格も陰欝で厭人的えんじんてきで、広い荒屋あばらやに召使の老婆とたった二人で住んでいて、人を訪ねたり訪ねられたりすることも殆どない様な生活をしている。
悪霊 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
ドヴォルシャークは引込思案で厭人的えんじんてきであった。わけてもはなやかな社交や、儀礼にしばられる応酬などは、ボヘミアの土の中に生まれたドヴォルシャークの、とても我慢がまんの出来ないことであったらしい。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)