関係あいだがら)” の例文
旧字:關係
将軍吉宗様はちだいさまと尾張家とは、面白くない関係あいだがらとなりまして、宗春様が年若の御身おんみで、早くご隠居なされましたのも、そのためからでございますし、ご禁制の大船を造られましたのも
怪しの者 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「ところでこれまではその関係あいだがらが主人と家来でございました。殿様と奴隷でございました。でもそれは理窟に合いませぬ。そうして古うございます。そうですふる制度しきたりです。改良あらためなければなりません」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)